念願の英語を使う仕事
私が所属する羽村KD管理課の「KD」とは「ノックダウン」の略で、車両を構成する部品を海外に出荷し、現地で組み立てる生産方式のことです。
日野グローバルロジスティクスのKD拠点は4ヶ所あり、私は羽村事業所に勤務、海外現地との窓口業務を担当しています。例えば、モデルチェンジで部品が変わる際の連絡や現地からの問い合わせへの回答などをメールやオンライン会議で行っています。作業がしやすいように梱包の仕様を変更してほしいといった現地の要望があれば、羽村工場の作業担当者に伝えています。英語を使う業務がしたくて異動の希望を出していて、やっと回ってきた仕事なんです。
また、新規プロジェクトの生準という業務では、荷姿などの仕様を定めたデータを作成して、システムに登録します。少し前に私が担当したのは北米工場での新規プロジェクトで、出荷荷姿の仕様や運用のフローを半年ほどで1から作り上げました。実際に現地に行って、無事に生産工程が立ち上がったのを見たときにはホッとする気持ちとともに、大きな達成感を覚えました。
現場に行くことで
見えてくることがある
心がけているのは、分からないことは必ず確認するということです。これまでに他の業務も経験してきましたが、それでも現業の知識は深くないですし、周りにいるベテラン社員に比べれば経験も少ないため、会議で分からないことも少なくありません。それをそのままにせずに、会議後に確認するようにしています。海外との窓口をしていると、いろいろな問い合わせが来ます。羽村の現場を知っておかないと答えられないですし、調整もできないので、できるだけ知識を増やしておくようにしています。
その中で大切にしているのは、現場を自分で見ること。実際に見ておけば、改善に関するアイデアも浮かびやすくなりますし、現場の方と対面でコミュニケーションをすることでスムーズに進むことも多いと感じています。事務所に座っているだけでは絶対ダメで、現場には積極的に行くようにしていて、海外出張にももっと行きたいですね。
ある1日のスケジュール
- 8:00
- 朝会・メールチェック
海外とは時差があり、また生産現場は夜勤があるため、前日退社後もメールが溜まります。 - 9:00
- 北米向け出荷部品の打ち合わせ
- 10:00
- 資料作成
日野の関係部署との打ち合わせで使用する新規プロジェクトの運用フローを作成します。 - 13:00
- 現場立ち合い
現地へ出荷トライアルをするため、羽村の現場で梱包立ち合いをします。 - 14:00
- 資料作成
立ち合いをして撮影した写真を資料に添付して現地に送付します。現地に渡す資料は基本英訳版も並行して作成します。 - 15:00
- 現地とのオンライン会議
難しい要望を受けたりしますが、全ての要望を受けるのではなく、日野グループの全体最適を意識するようにしています。 - 16:00
- 問い合わせ対応
急なトラブルの問い合わせが入ることもあります。 - 18:00
- 退社
退社後は筋トレに励んで体力作りも欠かしません。
穏やかで、チャレンジもできる職場
私は現在羽村にいますが、どの事業所も穏やかでアットホームな雰囲気です。羽村では協力会社の方々に多くの作業を委託していて、交流の機会も多く、総勢50名ほどで一緒にバーベキューをしたこともあります。また本社にある社長室がガラス張りで、私は結婚の報告を直接しに行ったんですが、置いてあったお菓子をもらいました(笑)
ベテランなのにいつも謙虚で偉ぶらなかったり、チャレンジを後押ししてくれたり、尊敬できる上司が近くにいることも、私にとっては働きやすさにつながっています。梱包の改善業務をしていたときに、変更したことでクレームが増えたらどうしようと不安になっていたら「失敗したら元に戻せばいいんだよ」と言ってもらえたことで気持ちが楽になったので、自分もそういう先輩になりたいと思っています。目まぐるしく変化する物流業界で、チャレンジができるような環境をつくり、私自身も新しいことに積極的に関わっていきたいです。
休日の過ごし方
青梅・羽村からは奥多摩や山梨方面がアクセスしやすく、夫とキャンプに行っています。元々は海外旅行が好きだったのですが、コロナをきっかけにキャンプにシフト。海辺や雪山などのロケーションの良いキャンプ場に行くと、非日常体験ができて、最高の思い出づくりになります!